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マレーシアのイミグレーションから、エンプロイメント・パスを持つ外国人に発行されてきたi-KADは今年の7月に新規発行停止となりました。
i_KADは、パスポートを持ち歩かなくても、多くの場所で、本人認証用に使用できる実に便利な外国人用のI/Dカードでしたが、現在は発行されておりません。7月以降にエンプロイメント・パスを更新したり、新規で取得した人は、i-KADがないので、マレーシアの国内のホテルに宿泊する時などには、パスポートそのものの提示が必要になります。セキュリティの厳しいオフィッス・ビルやコンドミニアムなどに入るときにもパスポートの提示あるいは預託が求められることがあります。実際、多くの場合、マレーシアの運転免許証で代用できます。しかし外国の運転免許証からのマレーシアの運転免許証の書き換えも、JPJの不正事件の煽りを受けて、停止されており、マレーシアの運転免許証を持たない日本人も増えてきています。その場合、パスポートが唯一の本人証明になってしまいます。
日本とマレーシアでは、通勤費についての考え方が大きく違っています。日本では従業員の通勤にかかる費用は、公共の交通機関利用した際の実費支給が一般的ですが、マレーシアで公共の交通機関をベースにした通勤費の算定はほとんど行われていません。その理由は、公共の交通機関が、日本のように発達しておらず、通勤に公共の利用する人がほとんどいないためです。また自動車やバイクでの通勤の場合、グーグルマップによって距離を決め、距離に合わせた交通費を算定するというようなこともほとんど行われてはいません。
一般的に行われている通勤費の決め方は、
(1) 社員全員定額
(2) 上記の職位の者が多く、下位の職位の者が少ない、給与連動型
(3) 通勤費を支給しない
のいずれかになっています。
新規に就業規則を作成する際に、日本から赴任したばかりの駐在員や、本社の法務部の担当者に。なかなか理解してもらえない就業規則関連の項目の1つが通勤費です。無理矢理日本の習慣に合わせようとせず、マレーシアの現状に合わせることをお勧めします。