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2019-10-04 11:59:00

2019年10月3日のマレーシア英字新聞The Starによると、39歳の男性が、ビジネスを通して知り合ったクワンタン市(パハン州)の34歳の男から、マラッカ州の知事からダト(男爵に相当する爵位)を買えるが、興味があるかと聞かれ、RM650,000(約1600万円)を数回に分けて、34歳の男の口座に振り込んだが、数ヶ月経っても何の連絡もないので詐欺と気づき、警察に被害届け出をしたのことです。

マレーシアでは、各州のサルタンや知事、あるいは国王が授与する爵位に相当する称号を持つことが社会的なステータスになっており、これに関する詐欺も時々発生しています。20年ほど前、日本人でダトの爵位を売り歩いている人が、私に営業をしてきたのですが、私が興味がないというと、では営業を助けてくれと言ってきたので、見積もりをくれと言いましたら、ダトの爵位でRM200,000(当時のレートで約600万円)と書かれた見積書がファックスで届きました。もちろん私は営業をしませんでしたが、これも詐欺の1つだったのだと思います。別の手口では、ペラック州のサルタンの親戚筋にあたる人が、自分で勝手にダトの爵位をでっちあげ、金を取って、偽物のダトの授与式をホテルを借りてやったり、フィリピンの南部の旧イスラム王国の末裔の人がダトをマレーシアのビジネスマンに販売したしているというニュースなどが新聞に載っていました。